辞書引き学習をご存知ですか?
深谷圭助先生が開発した学習法で、辞書から言葉を探してペタペタとふせんを貼っていくだけ。
付箋には通し番号と言葉を書いて、自分がどれくらいの言葉を学んだかわかるようにしています。ふせんは辞書引き用のふせんをアマゾンで購入しました。 やはり大きさなど使い勝手が良いみたいなので辞書引き専用がおすすめです。
なぜ低学年で始めるのが良いのか
小学生の低学年は知らない言葉がたくさんあります。
言葉は知らないけど知的好奇心でいっぱいなので、「どういう意味?」と疑問に思い周囲の大人に意味を教えてもらいます。
この時期に辞書引き学習に出会うと知らない言葉を知っていく喜び、付箋が増えて目に見えて言葉を習得している喜びを感じることができるのです。
- 知らない言葉を知っていく喜び
- 目に見えて言葉を習得している喜び
付箋を活用することで可視化し、成果を把握し達成感を感じることが出来ますね。達成感が次の学びに繋がっていきます。
やらされるのではなく、自ら学ぶ楽しさを覚えていきます。
高学年でも知らない言葉はたくさんありますが、素直に辞書を引くか心配です。
高学年は英語学習に英和辞典を使っての辞書引き学習が興味を引きそうですね!
小学館の国語辞典ドラえもん版を購入。辞書引き用付箋も一緒に買いました。
辞典に付録「漢字用ポスター」、「ことばプリント特別版」が付いていました。
ふせんは1000枚。2000枚もあったけど使い切ってから追加注文でもいいか。
辞書のサイドはドラえもんのイラスト入りです。
辞書のカバーには付箋と付録、鉛筆を収納して付箋を貼った辞書をおいています。
まずは付箋40枚を目標。2日目で40枚を達成しました!
40枚まで進んで子供は嬉しくて鼻息荒くしながら私に辞書を見せに来ました。
嬉しくて嬉しくて仕方ないという様子です。子供の喜ぶ姿が私も嬉しい♪
辞書引き学習を始めるおすすめの時期とタイミング
文字を書いたり文章を読むことに慣れてからがおすすめです。
- 文字(ひらがな・カタカナ)を書く
- 文章を読む
大人にとってはさほど苦にならない大きさですが、文字を書くことに慣れていないと付箋に文字を書くことが難しいです。
付箋に文字が収まりきらないなど書くことでつまずくと面白くないですよね。
辞書には文字がびっしり載っています。文章も読むことに慣れていないと言葉を探すどころではありません。
読むだけでいっぱいいっぱいで苦痛になってしまいます。
言葉の質問が増える
新しい生活で自分のことであまり周りが見えていなかった子供が、生活にもなれ徐々に周りが見えるようになってきます。それに伴って知らない言葉にも興味が出てきて質問をしてくるようになります。
知らないことを吸収しようとして好奇心を発揮していますね。
新しい言葉を知る楽しさを得るのに辞書引き学習と相性が良いのが子供向けの新聞です。
我が家ではもう2年以上購読しているのが読売kodomo新聞です。
政治や国際的なこと、スポーツなど今のニュースがとてもわかりやすくまとまっています。
週に1度の発行でムリなく読めるのもいいですね♪
公式ページ>>小学生新聞で発行部数No.1
文字を書くこと、読むことを習得し言葉への興味が出てくるのが、漢字の学習が始まる夏休み明けからお正月を迎える頃でしょうか。
- 小学一年生の秋から冬
この時期に辞書引き学習を始めるのがおすすめです。
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辞書引き学習の注意点
薄い漢字辞典や図鑑などで自分で調べる体験をする
「薄い」というのは情報量を絞っています。情報量が多いとそこから必要な情報を探し出すのは難しいです。
初めての漢字辞典は小学一年生、二年生の漢字だけが載っている辞典にすると感じも探しやすいですよね!
見つける楽しさを覚える。ここから始めましょう!
辞書引きを無理強いしない
言葉を一つ見つけるだけでも、かなりの集中力を要します。何万語と載っている辞書から一つの言葉を見つけるのですから初めて辞書を開く子供にはたいへんな作業ですよね。
喜んで辞書を引いているうちは良いですが、イヤイヤ辞書引き学習を実践しても辛くなるだけです。
例えば新聞を読んで気になった単語を辞書で調べてみる。ついでに調べた言葉の前後はなんて言葉なの?と声をかけてみるとか。
楽しく辞書を引ける工夫をして、ダメな時はダメなので休むことも重要ですね。
ほめてほめてほめまくる
ほっとけば勝手に学習するのは最初だけです。子供は自分の成果を認めてほしい。辞書を見て「すごいね!」ってほめるだけでよいのです。子供のやる気を支えるのは親の「すごいね。頑張ってるね!」との声かけです。
辞書引き学習を習慣化しよう!
毎日1分でも、単語1つでも一週間単位でもいいから習慣化しよう!
辞書引き学習に向かいない子どものタイプは?
ずばり漢字やひらがななど文字を書くのが嫌いな子どもだと感じています。
なぜか?
文字を書くのを嫌がる理由は「興味を持てない」から。
文字に興味を持てないからきれいに書く意識が薄いし文字を書くのが苦手だったりします。
文字に興味を持てないのでので国語辞書では失敗します(-_-;)
国語辞書じゃなくても興味のある分野の知識を深めよう!
辞書引きが苦手な子供だから文字を読むこと全般がダメってわけではありません。その子供の興味のあることなら深い知識を得るために文字だってどんどん読むし語集力も増えます。
我が家の場合ですと、長女は文字に興味を示すタイプだったので辞書引きが学習が大成功しました。
長男は辞書引き学習はダメ。長男は図鑑MOVEを昆虫・魚・恐竜・天体など科学に幅広く興味があり図鑑のDVDで動画を見て、図鑑を「読んで!」と読み聞かせを熱望しました。
文字が読めるようになるとかいけつゾロリなど児童書も自分で読むようになり、ざんねんないきもの事典なども読むようになりました。読むスピードも速く知識も深いです。
興味があるっていうだけで知識欲がどん欲になり吸収力が格段に違います!
辞書引き学習の入り口は一つじゃない
我が家の長女長男の実例をあげました。言葉に興味があるなら国語辞書で辞書引き学習、言葉に興味がないタイプなら何でもいいから興味のある分野で深く追求していく。
知識を蓄積する入り口は一つではありません。いっぱいあるのです。
いずれは言葉に興味がない子どもも中学受験や高校受験などの時には言葉と向き合わなくてはなりません。
それまでのスタートアップとして興味のある分野を深堀りしてください。
辞書引き学習のその後。1年経っての感想です。
1年生の終わりごろに辞書引き学習を始めました。
約1年ほど経ち調べた言葉は137個まで進みました!
2017年4月では154個も自分で調べています。
辞書も付箋で分厚くなっています。すごいボリュームでしょ。
テレビを見ていても新聞を読んだりしても色々な言葉の意味をスルーすることなく、「どんな意味?」ってよく質問するようになりました。
そのまま意味を教えたり、自分で調べてみてっと伝えることもあります。辞書で調べるように促すことに対して「そうだね、調べてみよっと」という感じで怒ったりすることもありません。
わたしが子どもだったら親に「自分で調べてみて」って言われたら怒っていたと思います。
きっと、辞書に付箋をはっているので、今までの成果がはっきりと一目瞭然にわかるのが達成感・やる気に繋がっているんだなって感じています。
一つの言葉を調べるときに、前後の言葉も調べていたり、クロスワードを解くのにも辞書で言葉を調べています。
着実に国語力が積みあがっているようで親としては「辞書引き学習やって良かったな」と嬉しく思っています。
辞書以外の勉強でも、ローマ字表を渡すと自分でノートにひらがなとローマ字でアイス・AISUと書いていました。
他にも、観察日記じゃないけど物事の特徴を箇条書きにしてまとめたり。例えばお父さんの特徴を書き出してイラストを描いてって感じです。本人は勉強をしているつもりではなくて、遊びの延長です。
もちろん毎日じゃないし気が向いたときになのですがとても勉強に役立つ着眼点で、紙に書くことに抵抗がなく、どんどん書いているのが良いと思います。
辞書引き学習を通して自分から勉強する姿勢を知らず知らずのうちに学んでいるのだと思います。
辞書引き学習をしようかなって迷っているなら、ぜひ取り組んでみてほしいです。
まとめ
まだ知識量の少なくて言葉に興味を持つ低学年から辞書引き学習を始めるのがおすすめです。
小学館の辞書を購入しましたが、ふり仮名が振ってあり、発行年度が新しい辞書ならどれでも良いと思います。
子供が使ったのはドラえもんの国語辞典ですが、今なら可愛いメゾピアノの国語辞典を選んでたと思います。
可愛いし言葉がページの上に一覧になっているので探しやすい構成になっていました。どんどん便利なのが登場しますね♪
勉強はインプットからアウトプットがとても効果が高いです。辞書引き学習が慣れたきたら文章を書いてアウトプットすると書く側の目線で文章を読むようになるので読解力も向上することが期待できます。
文章力・読解力ともにすぐに身に付くスキルではないので低学年のうちから伸ばせれば大きくなってから助けになりますね。
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以上、「辞書引き学習が面白い。知識が少ない低学年で始めるのがおすすめ!」でした。