わたしは昔から字が上手く書けなくてコンプレックスでした。
クラスに1人か2人は極端に字が汚い子どもがいたでしょ。私はその1人でした。
小学生の頃は書道教室にも硬筆にも通ったけど、わたしだけ極端に下手くそだし劣等感もいっぱいで辛くしんどいだけでした。
習字も先生は簡単に言うんだよね。すっと流れるように筆を運ぶだけって。
隣の子どもはすぐに出来るようになってたけど私はダメ。
ボコボコって蛇みたいになるのよ。文字だって真っ黒く潰れちゃうしね。ダメダメなのよ。
漢字も左右をもっと寄せて書いてって言われても、どうしても離れるのよ。
バランスが悪いのはわかるけど、どうしてもイメージ通りには書けないんだ。
カタカナの「ア」と「マ」の違いが分からないってダメダメって言われるのよね。自分ではちゃんと書いているつもりなのに。
卒業文集も頑張って書いたけど担任からは丁寧に書きなさい!って怒られました。
中学生になると文字をきれいに書こうとする気持ちすらなくなりました。
読めればいいんだ!と開き直りですね(^^;
字が上手に書けない私と子ども。遺伝なのか?
長女は就学前から自分から字を書くのを楽しんでいました。字も綺麗で正直なところ「どこの子どもや!」って思うぐらい我が家で一番の美文字マスターです。
下の子は、まるでダメ。
1年生の頃はまるで記号のような文字を書き、記号のような状態から抜け出すと次はよろよろとした字を書くようになりました。
タブレット学習で何度も練習した成果か、とても綺麗に書けるようになった時期もありました。なのにまた判別不能な字になってきました。
これは、まるで私。わたしの字が上手く書けないのと一緒じゃないか。彼も上手く書けないことにコンプレックスを感じているのかもしれない。
彼も辛い思いをしているのかもしれない。宿題をやってもお直しばかりで面白くない気持ちを抱えているのかもしれない。
先生の赤文字をなぞっても、きれいな文字が書けるわけでもないのに。
文字が下手でも誰にでも読める文字を書いてさえいればいい。
近い将来、読めない文字でテストでバツにさえならなければ、それでいい。
そんな彼が新しい担任に「ていねいに書いてきてね」
たったそれだけの言葉で、花丸のとってもきれいな漢字を書いていました!
母はそれだけで目頭が熱くなったよ。嬉しい(´;ω;`)
本人も嬉しかったようで「お母さん、見てみて~」と漢字ドリルを見せに来ました。
うつむいて照れて笑っていました。
子どもにはADHDの傾向があります。
もしかして字が上手く書けないのは発達障害の特徴なのか?と心配していました。
だから、ほんっと安心しました。
実は普段のタブレット学習で丁寧に書けるようになっていたのです。
でも、たぶん、丁寧に書くには彼には相当のパワーが必要なのかもしれません。
それはそれで今後の課題だけれども(-_-;)
文字が上手に書けないのは遺伝かもしれないが工夫できる!
と思う。
わたし自身の体験と子どもの様子を見ての結論なので学術的にとかは不明です。
おそらく、わたしも下の子も目で見てイメージしているのをそのまま手を動かしてイメージ通りに書くのが苦手です。
じゃあ、苦手なら人一倍に練習をすればいいって考えるでしょうが、成果が出なくて苦痛なんです。
わたしが書道教室で習ったのは普通に書ける子供たちへの教え方であって、できない子供へは伝わらない教え方だったのですよ。きっと。
それぞれの子供にあった教え方をしないと成果に繋がらない。
今はタブレット学習で楽しく勉強できるし、どうすればお手本の文字に近づくか細かくレクチャーがあるしで私が子供の頃にあれば、あんなツライ想いをしなくて済んだのかもしれません。
最後に、子供の頑張った漢字を見て~(*^-^*)
以上、「字が上手に書けないのは遺伝なのか?わたしと子ども。」でした。