元JAXA研究員も驚いた! ってタイトルに惹かれました。宇宙って意外に身近なんだよってことが書いてあります。著者は元JAXAの研究員である谷岡憲隆氏です。
著者の方を調べてみるとYouTubeでご本人のインタビューがありました。
まずは動画を見て谷岡さんの熱量を感じてください。
著者インタビュー「元JAXA研究員も驚いた! ヤバい「宇宙図鑑」」谷岡憲隆
憧れの宇宙の現場で長いことお仕事をされていた方の話しには胸を打つものがありますし、本を読んだような学びがありました。ちょっとした雑学的なお話が興味を惹かれて面白かったです。
国際宇宙ステーションISSの建設にもチーフエンジニアとして参加しずっと日本の宇宙開発を支えてきた谷岡さん。
そんな谷岡さんが誰にでもわかりやすいように、みんなにもっと宇宙を知ってほしい想いで出版しました。
小さな子供も読めるようにすべての漢字にフリガナがふってあります。
専門用語を使わない、図や表を多く載せて解りやすく難しくしない作りになっています。
元JAXA研究員も驚いた! ヤバい「宇宙図鑑」の感想
子どもの頃は読まずにいた「はじめに」のページを読むようになりました。
きっといままで、宇宙というものは自分とは遠い存在だったと思います。
ここでは見方を変えて、
ぜひ、自分を中心に置いて宇宙の実態を眺めてみてください。
宇宙って憧れの存在でどこか遠い存在と思っていたのは自分の決めつけなのかもしれない。
遠い存在じゃなくて実は知れば知るほど身近な存在なのかもしれないですね。
本に掲載されている資料の多くはJAXA提供ってのもポイントです♪
本物のJAXA提供の資料が掲載されている
下の写真は日本のロケットの図解データですね。
下の写真は宇宙空間の熱から人工衛星を守るサーマルブランケット
金色のアルミホイルみたいな見た目ですよね。
熱に強いポリイミドフィルムって素材の色が黄色っぽくて、この素材を貼り付けるのに裏面にアルミニウムを使っていて金色に見えるんですって。
これ、種子島宇宙センターで実物を見ました!
まさに写真と同じもので近くから見るとぺらっぺらな感じで、こんな薄い素材が宇宙で役に立つんだ、と衝撃でした。もちろん、触っていませんよ。もし触ることが出来たらまた感想も変わるでしょう。機会があればぜひ触ってみたいものです。
マンガのページもあり。
マンガに使っている漢字にもフリガナがふっていますので小学生低学年でも読める親切設計です。
宇宙は身近な存在
魚群探知機の話しやGPSの話しなど身近な話がとてもわかりやすいです。
谷岡さんはつくば宇宙センター展示館の説明員をされています。この本を読んだら谷岡さんにきっと会いに行きたくなるはず(*^。^*)
以上、「元JAXA研究員も驚いた! ヤバい「宇宙図鑑」の感想です。」でした。