小学4年生女子の話しです。
小学校へ入学してから先生にも恵まれて勉強はよく理解していました。勉強面も学校の授業だけでも十分でした。家庭学習ではドリルを買えば嬉々としてやるし自分で考えて自習ノートを作成するなど学習意欲もある子供でした。
学校生活も意欲的に楽しく過ごしていました。
いわゆる育てやすい子どもでした。
このブログでも私が好奇心が旺盛なので通信教材は調べるだけで「何かあった時のためのリサーチ」ぐらいの位置づけでした。
その「何かあった時」がとうとうやってきたのです。
4年生で勉強が難しくなるタイミングでまさかの学級崩壊のクラスに当たってしまいました。
始業式から前評判の悪いクラスでした。
4月の新学期。同じクラスにお友達がいるかな~ぐらいしか気にかけていませんでしたが、こちからか聞かなくても評判の悪い陰険な子どもが同じクラスだということ。それが一人で悪さをするタイプではなく集団を扇動するタイプです。
今まで平和過ぎたのでそんなリスキーな子どもが同じ小学校にいるなんて信じられない心境でした。ですが、複数の保護者から重たい話しが出てくる出てくる。怖いほどヘビーな話が出てくるのです。
心配しかない新学期でした。
でも、まあ、わが子の学校生活や勉強にまで影響すると考えていませんでした。
授業中は立ち歩き廊下へも自由に出て休憩時間のように遊ぶ子供たちで授業はうるさくて聞こえない。
「授業がうるさくて聞こえないねん。イライラするわ」
子供から授業がうるさいなんて聞いたのは小学生になって初めてです。
立ち歩く。集団で騒ぐ。廊下へでる。先生は注意しない。
状況を聞けば不安しかありません。授業中に立ち歩くなんて意味がわかりません。未就学児童じゃあるまいし小学4年生にもなって授業中にイスに座ってられないなんて。
授業中に立ち歩くなんて。
クラスの現状について担任から説明はありません。
リスキーな子どもがいることで心配している保護者は私以外にもいます。クラスの荒れている状況は子ども経由、クラスの保護者から情報として入ってきます。他のクラスの保護者から情報が入ってくることも普通にあります。
立ち歩きなどの授業中の様子など先生から説明はありません。
1学期は怪我をする子供がでて幸い軽傷でしたが自習になり教頭が授業をしたことや、最近では子供間で危険物を手に持ってケンカになり校長にも応援がかかったこと。
書き出したら切りがありません。
その全部を担任はたいしたことだとは思っていないのか、クラスの保護者へ説明がありません。
問題行動をしても当事者保護者にも説明は、なし。
担任から当事者の保護者にも状況説明の連絡が一切ないのです。授業中に立ち歩こうがケンカで危険物を持ち出そうが当事者保護者には説明がされてないのです。
これでは保護者と担任が連携を取りようがない。
危険行為や問題行動について担任から子供たちにも説明は、なし。
いろいろと危険行為があってもクラスでもできごとについて知らない子どももいました。担任が子どもたちに伝えて注意喚起はないのです。
私は危険行為や問題行動については保護者から情報が入ってきます。
実際にこっそり授業を見てきて壊滅的でした。
保護者経由の情報なので「大げさに尾ひれがついているだけかも」との気持ちもあり授業を見てきましたが授業なんだか休憩時間なんだかわからないような騒がしさでドン引きしました。
あんな状況の授業でまともに学習できるわけがない。
授業が聞こえない。学習意欲も激減。ピンチでした。
そんな状況でも成績は下がっていなかったので勉強面は安心していましたが夏休み前に急激に成績が低下しました。今までにない点数で本人もショックを受けていました。
授業がうるさくて聞こえない。学習内容の意味がわからない。
ピンチ!
4年生になり学習内容も難しくなり今後の学習への危機感が半端ありません。
親として私が取った行動。まずは学習意欲の回復するために。
当初は子どもから細かく様子を聞きだして校長でも教育委員会でも問題提示するつもりでしたが、学校の様子を思い出すのが子どもにストレスのようで止めました。担任と話すうちに私も問題提示するパワーもなくなってました。
なので、まずは子どもの学習意欲の回復するために夏休みで時間もあるのでタブレット学習を始めました。今回は自信を回復して学習意欲を回復する目的があったので算数だけの『RISUさんすう』を選びました。どの教材でも良かったのです。スマイルゼミでもチャレンジタッチでもスタディサプリでも良かったのです。成果が分かりやすい算数に的を絞っただけです。
初めてのタブレット学習なので喜んでやりました。
続けてテキスト教材の進研ゼミ小学生講座を1ヶ月だけ。こちらも付録盛りだくさんで実力テストも付いてるしで大喜びでした。
夏休み後も学習意欲が継続するように目標を設定しました。
夏休み中に10月の漢字検定を受験することを決めて検定試験の勉強を始めました。検定は目標がはっきりしているので成果もわかりやすいのです。
漢検の次は英検、算数検定を目標に取り組むようにしました。
外部試験を受けるなんて緊張もするけど少し大人の階段を上るようでドキドキするけどワクワク感もあって具体的な目標設定が我が子には合っているようでした。
先日の漢字検定ではテスト勉強に取り組み試験問題にパターンがあることを見つけていました。娘、グッジョブ!
先生は成績の保証はしてくれない。
次のように子どもに話しました。
「授業が得意な先生もいるし不得意な先生もいる。」
授業が聞こえないなど今まで経験したことの内容なクラスに今後も遭遇するかもしれない。授業がまともに成り立っていなくても、それでも個人の成績は学校も先生もフォローしてくれるものじゃないから、授業がなくても勉強がわかるように取り組んでいこう。
もし、2学期になっても成績が下がるようなら今年度に限り塾でも通信教育でも何でもお金のことを考えずフォローできる体制を作るから。
そして2学期の成績は一部持ち直しました。
子どもは周囲がうるさかろうと先生の話を聞くためにいっそう集中して授業にのぞんでいます。だから誰がしゃべってるか、誰が立ち歩いているかわからないそうです。
成績も算数は、ほぼ100点に戻りました。社会や理科は不安定です。
今は英検に向けて勉強に取り組んでいます。
良かった。
最後に。
授業だけが頼りでしたが肝心の授業がまともに行われておらず成績は一時的に下がりましたがなんとか持ち直しました。
いじめの火種はくすぶっています。ターゲットにならないようにと祈るばかりです。