チリメンモンスターってご存知ですか。 チリメンジャコに入っている海の中の小さな生き物です。
チリメンモンスター(チリモン)は季節や時期で入っている種類が違いうんですよ。今回は冬季に大阪湾でとれたチリメンジャコでチリメンモンスターをさがしました。
チリメンモンスターのイベントに参加してきましたのでご紹介します(*^-^*)
チリメンモンスターを探すことで 海の生き物や環境について 考えるきっ考えるキッカケになりますのでぜひイベントに参加したり、おうちでチャレンジしてみてくださいね♪
チリメンモンスターを探そう!
チリメンジャコって何の魚の稚魚か知ってますか?
チリメンジャコはカタクチイワシの稚魚です。スーパーで売っているちりめんじゃこは 不純物を取り除いています。高級なちりめんじゃこほど不純物が取り除いていますのでタコとかのチリモンは入っていません。
上の写真は 不純物を取り除かないでちりめんモンスターを探す用のチリメンジャコです。
チリメンジャコを 少しだけ容器に取ります
たくさんの中から小さなチリメンモンスターを探すのは難しいので少しづつ取り分けるのがコツです。
とりわけのトレイに ピンセット と虫眼鏡で準備OK!
さっそくチリメンモンスターを探してみましょう!
小さなチリモンは虫眼鏡で 観察しましょう!
何種類も チリメンモンスターを見つけましたよ
パンフレットにチリモンの種類が写真で紹介していたので同定(名前をみつける)をしました。
タチウオの稚魚です。くね~んってなって大きい。
タチウオの稚魚 はカタクチイワシの稚魚を食べようと群れに近づいてたんでしょう。一緒に捕獲されたちゃったね(^-^;
エビやカニの仲間がいっぱいいました。
虫眼鏡で見てみると エビの仲間の殻かな。 頭がとれちゃっています。
虫眼鏡てみると小さくてもよく観察できますね。殻が透明で透き通っています。
これはヘイケガニのゾエア幼生です。この写真から想像できないけどカニの赤ちゃんです。カニとはぜんぜん形が違いますね。
カニが卵から孵って赤ちゃんの状態をゾエアと言います。ゾエアから何度か脱皮をして成長すると 次はメガロパ幼生になります。
タコとイカの仲間です。
タコよりもイカの方が大きかったです。
タコは成長すると岩場や海底の底に潜んでいるのでチリメンジャコと一緒に捕獲されることはありません。チリモンでタコが採れるのは赤ちゃんの時だけ。
イカはスーイスイと海を泳いでいるので比較的大きくなってもチリモンで捕獲されることもあるようです。
生態も考えると面白いですね!
これは何の魚かな。
シャコのなかまののアリマ幼生です。しっぽが平べったくて特徴的ですね。
チリモン図鑑というサイトがあるので、自分で調べたりチリモンの写真を送って専門家が同定し図鑑に登録ができます(*^-^*)
チリメンモンスターのイベント情報や子供との楽しみ方があるのでぜひチェックしてみてください(*^-^*)
こちらの方はタツノオトシゴのチリメンモンスターを見つけています。羨ましい~
今日見つけたチリメンモンスターを カードに貼り付けて保存しましょう!
見つけたチリモンを種類を分けて木工用ボンドで貼り付けました。
タチウオの稚魚がデカッ!
うーん、どうやって保管しようか、と悩みますね( ̄▽ ̄;)
チリメンモンスターを観察して環境への視野が広がる
チリメンモンスターは小さな小さな海の生き物です。動物プランクトンと言って海の生き物のエサになっています。魚など海の生き物たちを支える存在です。
季節や場所で採れるチリメンモンスターの種類も様々です。小さな生き物であるチリモンから海の生態系や環境を考えるキッカケになり、子どもたちが色々な事象が繋がっていると考えてくれたら嬉しいです。
チリメンモンスターの書籍
チリメンモンスターのイベントがあったらぜひ参加してみてくださいね(*^-^*)