勉強イヤー!
なんで勉強しなきゃいけないの?算数も国語もできなくても生きてられる。英語だってずっと日本にいれば必要ないでしょ。
子どもの宿題したくない勉強したくない、イヤイヤーになんて答えますか?
「今、勉強しとかないと大人になってから苦労するよ。」
勉強イヤイヤ期、子どもは納得しません(-_-;)
あなたも子供時代には納得できなかったと思います。
わたしも子供の時には勉強の大切さはわからなかったけど、大人になった今は勉強の大切さを痛感しています。
まだ子供の、まだ大人になっていない我が子に「今勉強すること」の大切さをどのように伝えましょうか。
これ、いろいろな回答があるので今回の話はそのうちの一つとして受け取ってください。
深田恭子主演のドラマ『初めて恋した日に読む話』の2話で深田恭子が演じる塾講師が高校生に勉強の大切さを話すシーンがありました。
なんで勉強するの?
ドラマのセリフをそのままは覚えてないのですが次のような内容でした。
自分のことはどうでもよくても大事な人を守ることができないよ。自分を守れないよりずっと悔しいし悲しいよ。
医療保険や生命保険、年金やローン、契約書を理解できる程度に勉強しとかないと損するし最悪は騙されることだってある。
いつか結婚して子供が生まれて、子どもの夢を手助けしたいときに知識や知恵、力が足りなかったら。
どんな自分になりたいか。
そのためにはどんな勉強が必要かを考えて身に着けた知識や努力はきっと君たちを助けてくれるよ。
だから頑張って。
自分と自分の未来の大事な人のために。
お買い物するときにはお釣りの計算など算数は必須。必須だけど大きく損することは少ないし最悪は自分だけの問題で済む。
大きくなって大人になってクレジットカードを契約するときもリボ払いなど仕組みを知らないまま利用して大きく損をすることもある。
雇用保険や社会保険や年金など社会保障も自分で積極的に情報を得て学ぼうとしないと損することばっかりだし、税金だってそう。本当は確定申告したら返ってくる税金もあるのに知らないがために税金を多く払いすぎて損している。
好きな人ができて一緒に守りたい家庭ができて、これ以上ない宝のような存在の子供がいて。その子供のために全力で応援したくても知らないことばかりで知識がなかったり、検討することがあっても考える力がなかったら、子どもを応援したくても自分に力がなくてできないのは悲しいです。悔しいです。
勉強は自分のため、そして将来の自分のため。大切な誰かを守るために勉強するんだ。ってこと。
この考え方にとても感動しました。恋愛ドラマってのもあると思いますが実際に知識や努力がないと自分も困るし、いざ誰かを守りたいって思っても知識・知恵・努力がないと守れませんものね。
力がなくて自分が非力で打ちのめされることもあります。非力で打ちのめされて大人になってから真剣に勉強をするようになった人も多いでしょう。わたしもその一人です。
「勉強イヤー」となったとき実際に子どもに説明していること
勉強が必要な説明で「大切な人を守るため」は小学生の子供たちにピンとこないので実際には他の理由を説明をしています(;^ω^)
「宿題イヤー」ってなったとき
特に勉強が嫌になっているわけではなく、宿題の量が多かったりテレビを見たりと他のことがやりたかったり、なんとなく集中ができないときに「宿題がいや」って状態になります。
「宿題イヤー」に深い意味はありません。
やる気は何か身体を動かしていると自然とやる気も起きるので、なんでもいいので身体を動かしてから宿題を進めよう!とアドバイスをしています。
例えば、一緒にスクワットしたり腹筋したり柔軟体操をしたり。少し宿題をやっては「気分が乗らなーい」となれば、ポストを見に行って外の空気を吸ったり、洗濯物を畳んだりと家事をやったり。
気分転換の注意としてはテレビを見たり漫画を読んだりは宿題に戻れず失敗することが多いです。
身体を動かして気分転換しつつ宿題に取り組むように流れを作りましょう。
「なんで勉強をしないとダメなの?」ってなったとき
下の子は将来、化石を発掘したいと言っているのでその夢に絡めて勉強の必要性を話しています。
例えば、
発掘するには世界中を旅するから体力がいるよね。いろんな人と一緒に発掘作業をするから日本語以外も話せたほうがいいよね。
それに化石を調べるのにたくさんの本を読んだり書いたりするからね、漢字も勉強いるね。
こんな漢字で子供のやりたいことに絡めて勉強の必要性を話しました。
まだ真剣に悩むまでに至っていないので簡単な説明で「そっか」と納得しています。
最後に
「なんで勉強するの?」となった時に、いつかよくわからない将来のためって説明だと漠然としすぎて子どもの心に響きません。子どもにとって将来の自分と今の自分はあまりにも遠すぎて繋がっていないのです。
普段の学習の段階で楽しいことがイメージできるように、勉強して新しい知識を得る楽しさを味わうことを重点に置いています。
勉強って楽しい!
わたしは大人になってから勉強って楽しいって実感しています。子どもたちには今のうちから学ぶ楽しさを知ってほしいと考えています。
中学生になると試験も始まり楽しくなくなるかもしれません。しかし、一度でも学ぶ楽しさを知っていれば、また楽しさを感じることができると思っています。学ぶ楽しさを知っていれば将来の夢に、楽しいイメージで勉強の必要性を感じることでしょう。
「なんで勉強するの?」にはいろいろな回答があります。今回の記事はそのうちの1つにすぎません。
誰かの助けになれば幸いです。