小学一年生の算数なんて大人から見たら、簡単すぎてどこでつまづくんだろうと思うぐらい。そんな簡単な問題をわが子が間違えたら。遅れを取り戻そうと焦って躍起になって子供にとっては難しい問題を解くのはあまりおすすめできません。
お友達と一緒にお勉強をしたときの話。
お友達はテキストを開いても、ぼーとして集中できていない様子。何度か声をかけても手が動いていませんでした。
よくよく話を聞いてみると、問題がわからない、と。
80+5=
80+5=85ですね。ですが、この問題でつまづいていました。
「80に1を足すといくら?」に81と答えていたので理解はできる。2・3・4と順に足していき、80+5は85になると一緒に考えていきました。
まったく解けないのではなく、60+3=63など自分で解けている問題もあるのです。
算数は積み重ねです。間違えることもあるし、つまづくこともある。つまづいたままだと学校の授業もわからなくて授業中も集中できなくて苦痛ですよね。
だって、理解できないわからないことを話しているのですから。
大人で言えば、授業内容がずっとフランス語や中国語で話しているようなものです。
この状態が続くと授業が楽しくない。勉強が面白くないとなってしまいます。
焦らずに、つまづいた段階ですみやかに、なるべく早く算数の内容をわかるようにフォローしていくことが大事になってきます。
たくさんの知識を吸収したい年齢の子供たち。理解できること、少し難しいけど先生の説明を聞いたらわかる、出来るとなれば授業も楽しくなり集中して勉強に取り組めるようになります。
簡単だけど、簡単だからスピードでやってみようとキッチンタイマーを片手にマス計算に取り組みました。
同じ問題をすぐにもう一度やって一回目よりスピードアップしていることに子供と一緒に喜んで「できてるね!」とほめて。
次は少し難しくして、集中力をもって取り組んで。
長い時間、集中できない子供に短めの問題を出して取り組み「できた!」と一緒に喜び、子供も自信につながっていきます。
違う日にお友達とまた一緒にお勉強をしたとき、そのお友達は自ら「前みたいにキッチンタイマーで時間を測ってほしい」と言ってきました。
前回の勉強の時とは大違いで、集中して問題を取り組んでいる姿を見て、つまづきを乗り越えれそうな感じでほっとしました。
子供のやる気を育てて、つまづきを乗り越えれるようにフォローすると子供はどんどん成長していきます。
「算数は積み重ね学習だから焦らないでつまづいたらフォローできるように。」
親が子供に接するにはこの一言に尽きると思います。
わかるようになったら、成果が見て取れて、算数ほど簡単に勉強の楽しさを実感できる教科はありませんね(*^-^*)